行動分析学TIPS:想いは力、言葉は魔法❤︎

行動分析学を学んでいる、学ぼうとしている方へ何かを発信しようとする試みの一つです(`・∀・´)b

【100冊レビューvol.3】まんがでわかる 伝え方が9割 佐々木圭一

こんにちは!

行動アシストラボ研究員/ツタワリスト(伝え方研究家)の愛里です。

 

今回は100冊レビューの3冊目です。

 


タイトル:まんがでわかる 伝え方が9割

著者:  佐々木圭一

出版社:ダイヤモンド社

出版年:2017/01/26

 

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①著者紹介  佐々木圭一

コピーライター、作詞家

書いても書いても没になり無駄にした紙の枚数は数知れず、ついたあだ名が「最もエコでないコピーライター」。

ストレスから激太りするも、あるとき伝え方には技術があることを発見。以降人生ががらりと変わる。

 


②こんな人におすすめ

読んでいる時間なんかない!でも人に頼み事するにも全くうまくいかなくてなんとかしたい!

という方におすすめ。

 


マンガなのですいすい読めることと、この漫画のストーリーが結構入り込めるものなので、歴史漫画を読むようなイメージではなくスラムダンクを読むようなイメージであっという間に読み切れる。

 


また、途中途中に文章での説明文も入っているが、その内容もほぼすべて漫画内に入っているので、文章をすべて飛ばして漫画だけ読めばものの10分~15分で読了間違いなし。

 

 

 

③この本の概要・特徴

②でも書いた通り、マンガである。

ストーリーが良くできているのでとても入り込めるし、身近なできごとも割と類推しやすいので、

自分ごとに落とし込むのもそんなに時間がかからないのではないだろうか。

 


また、全4章だてだが、そのすべてが「技術」のまとめである。

 


第1章 「イエス」に変える3つのステップ

第2章 「イエス」に変える「7つの切り口」① (最初の3つ)

第3章 「イエス」に変える「7つの切り口」② (残りの4つ)

第4章 「強いコトバ」をつくる技術

 


第4章だけちょっと趣向が違うようだ。

 


第1章~3章までは、対個人。特定の相手に対して何かを依頼したいときに使える、まさにコミュニケーション上の技術の伝授。

 


対して、4章は対複数(不特定多数)に使える、主にコピーライトをつくる際に使える技術を紹介している。

 

 

 

④この本のいう「伝える」とは

「伝える」も練習する必要のある技術である、ということ。

 


私たちは、体を使うものについては”練習”をしてその技術を磨く必要性を知っている。

 


はみがきにしろ、自転車や自動車にしろ、タイピングにしろ、文字を書くにしろ、すべて何度とない練習を積んで技術獲得をしているはずだ。

 


しかし、ことコミュニケーションについてはそうではない。

 


文章の書き方、言葉の使い方、発声の仕方や体の所作など、体系だった方法論を習う機会はほぼないだろう。

 


スポーツや学問については家庭で教えるには限界があるために「習いに行く」という選択肢が頭に浮かぶことも当然だが、

会話、話し方については家庭内でそうそう問題が起こることもないだろう。

それゆえに「伝え方」の技術についてはおろそかになてしまうのだろうか。

 


⑤ピックアップ!

 


   参考文献

 


本書最終頁付近には18冊の参考文献が挙げられている。

ここに挙げられている本の一部を掲載してみよう。

 


『シンプルに考える』 森川亮

『運命をひらく』 本田健

『まや道』 小林麻耶

『半径5メートルの野望 完全版』 はあちゅう

 


などなど。

この本となにが関係あるねん!?

と私は思わず突っ込みを入れた。

 


それだけに逆に気になって仕方がない。

この本1冊できるためにこれらの本のどこがどのように参考にされたのか。

 

 

 

★おまけ コトバで相手をコントロールするという違和感

 


この手の表現に関する技術書を読むと、毎度私の中に浮かぶ違和感がある。

それは、「言葉を使って相手をコントロールしてよいのだろうか?」というものである。

 


昔ほどではないにしろいまだに納得しきれていないところがあるので、この100冊レビューの終わるころにはすべてスッキリした状態になりたいのだが。

 


相手に関する知識と、言葉を駆使して「相手をコントロールする」というイメージがそもそも何か違うんだろうな。

 


例えば、野球で考えてみると、バッターはバッターで相手ピッチャーを分析する。

ピッチャーはピッチャーでバッターを分析する。

ピッチャーは三振か打ち取りたいし、バッターはヒットやホームランを打ちたいからだ。

 


求める結果が「チームの勝ち」にある以上、そのためには相手の分析をふんだんに行い、かなう備えはすべてすべきだろう。

そんなことは当たり前だ。

 


では、それが会話や依頼ごととなると私は違和感を感じるのだろうか。

最終的なメリットの受益者が自分ひとりだと考えているからだろうか。

 


でも、よく考えてみると、自分の伝え方ひとつで、自分もハッピー、相手もハッピー、会社もハッピー、みんなハッピーならそれが一番に決まっている。

うーん。

もう少し自分を向き合ってみることにして今回は筆をおく。

 

【100冊レビューvol.2】「言葉にできる」は武器になる。 梅田悟司

こんにちは!

行動アシストラボ研究員/ツタワリスト(伝え方研究家)の愛里です。

 

今回は100冊レビューの2冊目です。

早速ですがどうぞ!


タイトル:「言葉にできる」は武器になる。

著者:  梅田悟司

出版社:日本経済新聞社

出版年:2016/08/25

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①著者紹介

梅田悟司 株式会社電通のコピーライター、コンセプター

1979年生まれ。カンヌ広告賞、グッドデザイン賞をはじめとして国内外30以上の賞を受賞。

直近のコピーライト ジョージア『世界は誰かの仕事でできている。』 など。

 


②こんな人におすすめ

1人でも多くの人の心に響く言葉を生み出すための指南書。

 


言葉を自分の中から生み出すにあたり、具体的な流れや方法論を望んでいる人、

これまでの技術的方法論だけでは何か足りないと感じている人、

また、感情を含んだ話よりも、論文的なテキパキさを好む人におすすめ。

 


理由は、

 


・考えを深める思考サイクル として7つの手順

・日本語の「型」を知る   として5つの型

・言葉のプロが実践する、もう1歩先 として7つの方法

 


がそれぞれ用意され、さらに言葉を磨く技術のその前段階の必要性についても言及されているからだ。

 


③この本の概要・特徴

本書でユニークな点として、「T字型思考法」というものが紹介されている。

その方法を説明する前に、まずはなぜこの思考法が必要か、というお話から始めよう。

 


人の生活が多様性を増すのに比例するように、問題解決の方法論もまた数えきれないほど溢れてきているのではないかと私は感じている。

 


その中で、コミュニケーションにおいてあるいはマーケティングにおいて切っても切れない「表現」の磨き方もまた世に溢れていることは明らかだろう。

 


だが、実際のところそれを知ってもうまく実践できていない人が数多くいる。これはなぜか。

 


著者の答えはこうだ。

 


*****

「言葉」とはそもそも相手に自分の意見を伝えるための道具にすぎず、本当に大事なのはそもそもの「意見」ではないのか。

考えていないことは話せないし言葉にもできない。

だからまずは、自分の中で発せられる「内なる言葉」を育てる必要がある、と。

*****

 


内なる言葉を育てるとはすなわち、もっと自分の気持ちを把握することである。

 


もう少し詳しく言うなら例えば、「うれしい」「悲しい」「楽しい」をもっと深くまで踏み込んだ別の言葉で言えるようにする、ということだ。

 


ここで先に挙げた「T字型思考法」が登場する。

 


内なる言葉を、「なぜ?」によって深め、「それで?」によって先へ進め、「本当に?」によって戻してみる。

 


すると上っ面をなめるようであった表現がだんだんと味や色を呈し、初めて磨かれるべき原石になるのだ。

 


この後は、②で書いたような5つの型、7つの方法を用いてさらに「言葉」として磨き上げていくことができる。

 


④この本のいう「伝える」とは

気持ちを言葉にできること。

 


と私は理解した。

 


そのために、いかにして自分の内なる言葉を大切に育て上げられるか。

そのために、いかにして自分との対話の時間をつくるか。

 


そう。「伝える」とは、自分との対話だ。

 


・・・伝えること、というよりは「言葉のつくりかた」に重きを置いた本のため、

「伝え方」というキーワードの切り口ではこれ以上受け取れず。。。ぬぅ。

 


⑤ピックアップ!

 


  ”形を与える”

 


p73 「頭の中をぐるぐると回っている内なる言葉を書き出して、形を与えること」

 


途中、「考える」と「思い出す」は違う、という話が出てくる。

私たちが思考停止、あるいは堂々巡りに陥る場合、考えているつもりでただ思い出していることがあるという。

 


その通りだと思った。

 


「思い出す」場から脱却して「考える」スイッチを入れるためには今頭に浮かんでいるすべてを書き出して”形を与える”べし、と。

 


形を与える。

 


この表現がいたく気に入った。

 


私たちのこの世界は目に見えるもの、物理的なものを共有することで成り立っている。

 


しかし物に溢れかえっている今、だんだんと私たちの目は、心や、自分自身や、目に見えない何かを見始めているように思う。

 


でも。

でもまだ、みえないところをそのまま共有するまではできていない。

 


自分の持ちうる言葉が深みを増すということは、見えないところの共有をより深く可能にしてくれるのではないか。

形を与えるとはすなわち、私たちの日々に新しい可能性を与えることなのではないだろうか。

 


★おまけ:なぜ私は梅田さんの本からは”人間味”のようなものを感じないのか?

 


私がこの問いを発した時点でわかったこととして、私はたとえ相手が本であったとしてもそこに「人間味」を感じたい人間なんだ、ということだ。

 


それほど私にとって“人間味”は大事なものらしい。

 


では”人間味”とは何か。

 


その人自身の体験や感情の集まり。表情や態度、動きなど。

その人がこれまでに体験してきた経験、過去、その時々に何を見て何を思ったのか、何を変化させ、何に挑戦し、次は何をしようと思っているのか。

これから何を望み、何に期待し、何に尽力していきたいと願っているのか。

 


少なくとも現時点の私はこう考えている。

 


さて、ここまで文章を書いていて途中で気づいたが、前回vol.1のズーニーさんの本について書いたときの私はこんな口調ではなかった。・・・気がする。

なんというか、書いている自分の中の気持ちが、前回よりも固い。

 


というのも、自分による自分の評価では、私は外部からの影響を多大に受ける。

 


いや、盛大に受ける。

 


これはつまり、前回読んだズーニーさんの本はもっと柔らかい表現が多くて、今回の梅田さんの表現はそれと比べて固いものだったのではないか・・・?

 


・・・

 


どうしても気になったので、今ズーニーさんの本を再度開いて確認してみた。

すると、なんとズーニーさんの本も今回の本と同じく「だ・である調」で書かれていた。

 


まじか!!!

 


私としてはちょっと衝撃だ。

読んだ時の印象は、もっとこう、お布団のように柔らかく、2日目のおでんのように心に染み込んできたのに。

 


ではいったいどこから、何から、私はそんな印象を持ったのだろう。

 


もう一度2冊を開き比べてみると、明らかなる違いを発見した。

それは、

 


ズーニーさんは、まるで目の前にいて私に語りかけてくれるかのような「だ・である調」なのに対し、

梅田さんの場合は、そこにあるのはただの「文字」なのだ。誤解を恐れずにいうならば、「新聞記事」に近い?ような「だ・である調」なのだ。

 


まだ抽象的だ。もうちょっと検証してみよう。

 


いったいどこのどの表現からこのような違いを感じたのか?

 


みつけた。

 


今の私の中の推測では、どうやら本全体にわたっての、各文の「主語」によって判断していたようだ。

 


ズーニーさんの場合、各文章の主語は「ズーニーさん」あるいは「ズーニーさんを含んだ私たち(読者)」であることが多い。

英語でいうところの、「I」または「We」だ。

 


対して、梅田さんの場合の主語はおそらくほとんどが「あの人」(歴史上の人物など)または「あなた」(読者)。

つまり「He/She」「You」だ。

 


アドラー心理学や、その他カウンセリングについて学ぶとき、よく「アイメッセージ」と「ユーメッセージ」という考え方が出てくるが、

まさかこんなところでこの話を思い出すことになるとは思わなかった。

 


そこで教わるとおりに、私はアイメッセージから温かみを、ユーメッセージから評価や距離を感じていたようだ。

 


なるほどやはり「表現」の世界は奥深くて面白い。

 


さて、ここまで書いてみると、私がまるで梅田さんのことを批判しているようにうつることがあるかもしれない。

もしそうだとしたら、そこは謝罪したい。

私の好みが「人間味」である以上、どうしてもその要素が感じられないものに対しては一定以上の感情をもっての表現ができなくなるようだ。

それが「愛里らしさ」ということでどうかご容赦願いたい。

 


最後までお読みくださったあなた。

本当にありがとう。

何かを一部でも共有できていること、とても嬉しく思います。

ぜひ感想や応援メッセージお待ちしております。

【100冊レビューvol.1】あなたの話はなぜ「通じない」のか 山田ズーニー

こんにちは!

行動アシストラボ研究員/ツタワリスト(伝え方研究家)の愛里です。

 

突然ですが、今日から「伝え方」に関する本のレビューブログを書くことにしました。

(ちなみにFacebookにも投稿しております)

 

詳細は別記事に書くことにいたしますのでぜひ読んでください!(`・∀・´)

 

これまで同様、行動科学やあれやこれやについても書いていきます。

********************


タイトル:あなたの話はなぜ「通じない」のか

著者:山田ズーニー

出版社:ちくま文庫

出版年:2006/12/06

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①著者紹介

山田ズーニーさん

1961年生まれ。進研ゼミ小論文編集長を担当し、15年間高校生の考える力・書く力の育成に尽力。2000年に独立。

 


②本の概要

ズーニーさん本人が、肩書をなくした瞬間から一瞬も逃げることなく向き合ってきた「人と通じる」とは何か?

 


自身の中での問いの連続によって落とされていった、輝きのしずくたちが言語化されたかのような本。

 


一つの意見や単なる世間話、あるいはクレームまで、その1つ1つに対する目の付け所を目の前で見せられているかのようにわかりやすく教えてくれる。

 


技術的な話に終始するのではなく、人の感情的な変化をとっかかりとして「伝え方」を教えてくれる本をお探しの方におすすめしたい。

 


③この本のいう「伝える」とは

通じ合うために必要なスキルとして次の3つを挙げている。

・説得のスキル

・共感を得るスキル

・信頼を得るスキル

 


●説得=論理「意見となぜ」+等身大のメディア力

自分が伝えたい「意見」だけでなく、それを伝えたい理由が絶対必要。

 


●共感=伝える目線+伝える順番

自分が思いついた順、言いたい順、ではなく

相手が本当に求めている情報を、先に出す

 


●信頼=つながりの深さ+相手を理解する力

自分の過去情報、所属情報、経験談、現在行っていること、そして未来にやりたいこと、この情報と思いがそのまま深さになる

 


相手の中にあるまだ言語化されていない言葉を代わりに言語化できたとしたら、相手に対する信頼感はとても大きくなり、一回会っただけで信頼関係を築くのも無理ではない

 


④ピックアップ!

「通じ合えない」を「痛み」と捉えていること。

ここに激しく共感した。

 


また、「伝える」というキーワードから「人間とは」にまでつながっているところがズーニーさんという人柄を表しているのかなと感じた。

本全体を通して「通じ合う」「つながる」という言葉が出てくる。

 


「伝える」には伝えたい内容の過去・現在・未来があり、さらには伝える人と伝えられる人それぞれにも過去・現在・未来のつながりがあるという。

 


一見すると当たり前のようなことが実感として体の中心に入ってくるような感覚を得られた。

 


何より、技術的なことよりも、まずぶち当たるであろう感情の整理も含めて説明してくれている部分に、ズーニーさんの人柄とこれまで乗り越えてきたものの背景を見、この本を愛おしく感じた。

 


☆おまけ:私の気になったところと自分との関係について

 


『正論はなぜ人を動かさないのか?』

 


なぜこの一文に気を引かれたのか。自分の中心へと潜り込んで問いを発してみる。

 


はじめは、「人を動かしたいんだ」「人を動かす方法が知りたいんだ」など、どうみても上っ面な、まるで小学生が答えているかのような返答が返ってきたが、そこをじっと待ってみるとだんだんとぼやけた輪郭が形を成してきた。

 


私の場合よくあることだが、自分の中に深く潜っていくと、たくさんの人格と出会う。本当に様々、たくさんの人格さんがそこにいる。

 


今回出逢ったのはその中の3人。

 


一人目は、これまで正論で人を傷つけてきた、それを反省したい、と自己嫌悪に陥っている罪悪感まみれの人。主に職場で活躍する人格さんだ。

 


私は職場とプライベートではよく「全然違うね」と言われる。自分でも自覚しているが、職場ではおおむねクール、プライベートは割と無邪気だ。

 


職場で活躍するこの人格さんは、仕事でがんばるがあまり「人」を「人」としてみることを忘れる。

 


例えば、上司なんかが顕著だ。

上司は会社側の人間なんだから、仕事を進めて結果を出すことを一番に考えているはずだ。だから私の意見をそのままストレートに言えばいいだけのはず。

 


つまり私にとっての正論とは、今私が思っていることは会社のためになるに決まっているからどうださっさと話しを聞くがいい!(ふんぞり)みたいなことだ。(自分で書いてて笑う笑)

 


限られた時間内で結果を出すことを求められているんだから当たり前だろう。・・・と思ってはいるのだが。

 


面倒なことにこの人格さんの横には常に悲鳴をあげる人がいる。「また言っちゃった。本当は仲良くなりたいのに。あーあ、これでまた遠ざかる」・・・。

 


本当はみんなと仲良くなりたいんだよね。感情も体験も、何かの達成も失敗も、一緒に喜び合い、悲しみ合いたいんだよね。つらいことはつらいって言ってほしいんだよね。

 


でもそれを自ら遠ざけるようなことをやるもんだから、あーあ、と横で嘆いている。

 


そして3人目は、それでも外側には「クール」に見えている自分のキャラをいまさら変えられなくて、そのキャラを壊したくない!とわめいている人格さん。

 


いまさらそのキャラをやめるって、何かに屈するみたいでプライドが許さないんだよね。うんうん。わかるよ。

 


さて、そんなこんなでこの本をきっかけに今回は3人の人格さんと出会うことができました。

それぞれの人格さんとはこのあと一緒に話しあって、それぞれ成仏していただくことにします。

 


そして最後に。

最後までお読みくださった貴方。

本当にありがとうございます。

【断れる人間になるには】なぜ私はハンバーガーを100gから180gに変更してしまったのか?

とってもおいしそうだったんですよ・・・


・・・


・・・


だけじゃないテイジーン!(古い)


・・・


さて、久々の投稿です。

行動アシストラボのあいりです。

 

今日は新宿まで出たついでにルミネエストまで散策したんです。珍しく人ごみです。
人ゴミではありません。人混みです。


目的のお店があるわけでもないので、気になったら入ろう〜という完全気楽モードでふらふら適当にエスカレーターで行き来していたら、目に入ったんです。目に入っちゃったんです。ゴミじゃなくて看板が。


目に入ったお店が後から後からじわじわ気になりだして、一旦下がったけどまたエスカレーターを上がったんです。この私が。(誰かに不審な目で見られていないか気になったのは内緒)


そのお店が、ハンバーガーのお店。
バーガーのでかさと「パテにはこだわってんだよ!」感を全面に出しているお店前の看板。
そして店の前で入り口を塞ぐ男の子たち3名(は関係ない)。


お、女の子だけど、しかも一人だけど、いいかなぁ
入っちゃっていいかなぁ


なんてドキドキしながら入ったなんて、店の前のおにーちゃんたちも店員さんも思いもしないだろうけど。


そんな感じで、ドキドキのせいか多少狭い通路をよたよたぶつかりながら奥目の席へ座り、座ってから
あ、奥だと店員さん呼びづらいじゃん・・・
って若干後悔したけど、たまたま近くにいてくれた店員さんに「あぁ近くにいてくれてありがとう」と心の中で感謝しつつ。「はよ決めよ」と店員さんがいなくならないか横目で気にしながら急いでメニューを開く。


そんなこんなであれです。
表題のあれです。


【なぜ私はハンバーガーを100gから180gに変更してしまったのか?】


店員さんに聞かれたんですよ。


「大きさは100gと180gどちらにされますか?」って。


もちろん答えました。


「小さい方でお願いします」


そしたらさ、店員さん(たぶん大学生)のおねーちゃんが間髪入れずに言ったんです。


「今でしたら100gよりも180gの方をお勧めしております(*´∀`*)にこっ」


「えっ、そうなんですか?Σ(OωO ) でも食べきれますか?」


「女性でも結構みなさんいけちゃいますよ!それに180gの方がお肉がおいしいんです(*´∀`*)にこっ」


「えっ、あ、じゃあ180gでお願いします(*・д・*)」

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おぉ・・・

 

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おぉ・・・

 

***********

 

気になったからいろいろ考えたわけですよ。


まず気になったのは、おねーさんがぶっこんできた一言、その動機。


「今でしたら100gよりも180gの方をお勧めしております(*´∀`*)にこっ」


果たしてマニュアルにそう言えと書いてあるのか?


それとも、彼女がオーダーを取ったということが何かしらで記録されて彼女の収入につながるがゆえの工夫の一つなのか?


おそらく、まぁ前者なのかなぁ。
手書きされたオーダー票には担当が区別できるような何かは書かれていなかったし、他にも店員さんはいたし。


そこで思った。
もしその一言を発した彼女に対する収入増が何もないのだとしたら、
ぜひ彼女の収入に1円でもいいから繋がって欲しいと。


もしかしたら、こういう時に何かしたくなる気持ちとして海外にはチップという文化があるのかもしれない。
なんて思ったりもして。

 


**************

 


ほんで、次は、全く別の視点から。気になったこと。


このお店はルミネエストに4Fにあり、4Fはどんなフロアかというと、男性向けファッションストアが並んでいる。
全部男性向け。


男性向け。


男性向け。


さて、私が今いるハンバーガーショップは。


見回すと。


女性女性女性女性女性女性女性女性男性女性


ほわっつ(´ω`)??


ほわーい(´ω`)??


なんでしょうねぇ?


入り口に男の子たち(しつこい)がたたずんでいて入りづらいことこの上なかったけど、その壁さえ乗り越えて数多くの女子たちが参戦しているわけですよ。
完全男性向けフロアの肉肉しいバーガー屋に。


そこで考えるわけです。


じゃあ、仮にも女子で、かつお一人様である私はなぜ入ったのか?と。


うーん。


やっぱ、


こう、


なんていうか、


肉ってロマンじゃん?(これが肉食系女子なのか)


**************


最後は行動科学的視点から。


私、割と断れないタイプです。


このような「〜タイプ」という表現をラベリングと言いますが今回はその話はまるでなかったかのように華麗にスルーして先へ進みます。


さて、『割と断れないタイプ』を行動科学的に言い換えると、


「断りの言葉を入れた後の相手の否定的な反応とか表情とかがマジ耐えられな〜い」


ということです(キリッ


最後はちょっとだけ真面目な内容を書こうと思いますが、


性格やタイプはなかなか変えられないと言われがちですが、それは違います。


変えづらいのは(人によっては)確かにそうですが、必ず変えられます。


なぜなら、性格=単なる過去の蓄積の総評 だからです。


今回の私の場合でいうならば、これまでの人生において提案を断る言葉を発する回数よりも提案を受け入れるための質問や言葉、表情の作り方、などをする回数の方が圧倒的に多かったんですね。


すると、私の中に存在する過去の履歴として


「店員さんに何かを提案される」という状況で出せる言葉がだいたい決まっているわけです。


断るための言葉を発する練習が少ないため、断るための言葉がそもそも頭に浮かばない構造になっています。


もしどうしても断れる人間になりたいのなら、まずは


・断るための表現を集める
・断るための言葉を発する練習をする


からスタートです。


ということで今回の店員さんは、私のようなお客さんがきてラッキーだったな!というわけなのです(そうなのか?)。

 

ではまた次回。

 

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なぜ私は怒るのにあの人は怒らないのか?

『なんで同じ事象に対して、私とあの人は違う反応をするんだろう?』
『なぜ私は怒ってしまうのにあの人は笑顔でいられるんだろう?』

 

 

今日はこんなことをテーマにかなり真面目にかつ重要なことを書きます。
長めな内容ですがとても重要なことです。

 

行動アシストラボ理事兼研究員の齊藤がお送りします。

 


結論から言うと、答えは

 

【強化履歴が違うから】

 

この一言に尽きると思います。
では『強化履歴』とは一体なんなのか?

 


1.強化履歴によって「その行動」の機能が決まります。


2.強化履歴によって「その刺激」が何を誘発するかが決まります。


3.強化履歴によってその人の「行動レパートリー」ができあがります。

 

 


ちょっと小難しいので1つ1つ噛み砕いてみましょう。

 

 

**********
突然ですが、あなたは小学生です!

ある日学校から帰宅するとお母さんが言います。

 

「おやつあるから手を洗っておいでー」

 

そこであなたは言います。

 

「えーめんどくさーい」

 

するとお母さんは

 

「面倒くさいじゃないの!手を洗わないと×××××・・・!」

 

めっちゃ怒られました。

 

 

************
またある日、学校から帰宅するとお母さんが言います。

 

「おやつあるから手を洗っておいでー」

「わかったよー」

 

と言いつつ面倒くさがりなあなたは手を洗わずに自分の部屋へランドセルを置きに行き、何食わぬ顔でおやつを食べにダイニングへ向かいます。

 

ダイニングへ行くとお母さんが

 

「はい、おやつ」

 

と大好きなクッキーを出してくれました。
***********


ここから言えそうなことは、

 

 


・お母さんからの指示に、素直に思ったこと(反発するような内容)を言うと怒られる


・お母さんからの指示に実際に従うかどうかはさておき、とりあえず「わかったよー」と返事をしておけば怒られない

 

 

つまり、


「母からの指示に素直に思ったことを言う」


という行動は


「母の怒りを買う」


という機能が付され

 

「母からの指示にとりあえず『わかった』と答える」


という行動は


「母からの怒りを買うことなく目的(おやつ)に達する」


という機能が付されるわけです。

 

 


これは例えば、職場で上司に怒られた時に泣くとその後上司から怒られずに済むだとか、タバコを吸う代わりにガムを噛むことで禁煙を進められるとか、授業中に教室で暴れるとみんなからの注目が集められる、などもすべて同じです。

 

 

すべての行動には機能があるのです。
そして、その行動の機能は強化履歴によって決まるのです。

 

 

これが


『1.強化履歴によって「その行動」の機能が決まります。』


です。

 


このようにして私たちは日々事細かに、その瞬間瞬間の目的と環境と機能によって選ばれた行動を行っています。

 


少し話を戻して、ではなぜ


「同じ事象に対して自分とは違う反応をする人がいる」


ということになるかというと、

さっきの小学生の例で言うならば、最初にあなたが


「えーめんどくさーい」


と言った時のお母さんの反応が十人十色だからです。

 

 

 

あるお母さんは「ダメでしょ!」などと怒ります。


あるお母さんは「そっかー笑」と笑います。


あるお母さんは「・・・」と睨みます。


あるお母さんは「お腹壊しても知らないよー」と勧告します。

 

 

 

このそれぞれがまさに「強化履歴」そのものです。

 

 

そして、先に挙げた


『2.強化履歴によって「その刺激」が何を誘発するかが決まります。』


とは、

 

お母さんが「ダメでしょ!」と怒るときの

 


・「ダメでしょ」という言葉(の文字列)


・母の怒りの表情


・母の怒り口調(語気の強さ)

 


それぞれが「刺激」です。

 

 

これらの刺激が例えば、


・子供が「自分は悪いことをしたんだ」と自分の心の中でつぶやく行動


・子供が「うっせーんだよクソババア!」と発言する行動


・子供が「次からはわかったと言って聞き流そう」と自分の心の中でつぶやく行動

 


などを誘発します。

 

そしてさらに、ここで選択した行動がそのまま
その子の「行動レパートリー」となるのです。

 

 

 

つまり、


『3.強化履歴によってその人の「行動レパートリー」ができあがります。』


ということです。

 

 

いかがでしたでしょうか。
みなさんの日々にこの知識が生かされるといいなぁと思います。

 

 

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【5分でわかる】弱化の副作用とは

みなさんこんにちは!
こちらをご訪問いただきありがとうございます!

一般社団法人行動アシストラボの愛里です。

今回は、

 

弱化の副作用

 

についてお伝えします。

 

そもそも弱化ってなんだっけ?

********************************************
みなさんはもう「弱化」については理解済みでしょうか!
一応ここで簡単に復習しておきますね!

 

弱化とは、
「行動の直後に嫌子が出現(もしくは好子が消失)することによって、それ以降の同じような状況下で同じ行動をしなくなっていく」
ような現象のことをいいます。
例えば、

 

苦味なし → ゴーヤを食べる → 苦味あり

 

という随伴性によって「ゴーヤを食べる」行動が減ったならば、

 

ゴーヤの苦味という嫌子の出現によって、ゴーヤを食べるという行動が弱化された

 

という表現ができます。

 

 

その副作用は案外強い

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弱化は、私たちが生きていく上で必要不可欠な機能ではありますが、実は世の中では「濫用」と言っても過言ではないくらいわりと日常的に弱化は使われています。そして、この「弱化」が問題となるのは多くの場合コミュニケーションに関わる部分です。
例えば、上司と部下の関係で

 

部下がミスをする → 上司が怒る

 

なんていう場面は多く見られますよね。
これは多くの場合部下にとっての弱化になっています。

この時部下に何が起きているかというと、

 

「ミスをする」と「上司から怒られる」がくっついて意味づけされ、この周辺に関わることのすべてに対して"嫌だ"という感情がくっついて学習されてしまうのです。


「ミスをする」は具体性テストをパスしないので、パスするように書き直してみると例えば、

 

「期限を1日過ぎてしまってから報告した」

 

としましょう。上司は

 

「なんで期限を過ぎたんだ。お前はやる気に欠けるんだ。そもそも普段からスケジュールを・・・云々」

 

などと部下に言います。すると部下の中での学習はこうなります。

 

・職場で
・上司を目の前にして
・報告内容を作りあげて

 

→ 報告をする (行動)

 

→ 上司から怒られる (結果)

 

【学習内容】
・上司の顔=嫌なもの
・上司の声=嫌なもの
・上司の机=嫌なもの
・上司へ報告する仕事=嫌なもの
・仕事=嫌なもの
・職場=嫌なもの
・・・


と、嫌なものはどんどんエスカレートして広がっていきます。これには限りがありません。究極、引きこもるなどの問題へと変貌していきます。

このように、弱化の副作用は馬鹿にできません。普段私たちは日常において簡単に弱化を行っていますが、今はそれをよく見直しやり方を改める時期にきています。

 

なるべくなら弱化ではなく、消去と別の代替行動の強化に努めたいものです。

 

※弱化は決して悪者ではありません。
メリットデメリットがありますが、今回は特にデメリットのみを扱っておりますのでその点はご了承ください。弱化にもメリットはたくさんあります!

 

 

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【5分でわかる】続・死人テストと具体性テスト

みなさんこんにちは!
一般社団法人行動アシストラボ 理事の愛里です!

 

どうやらなにげに人気のあるらしいテーマである「死人テストと具体性テスト」。
せっかくなのでこれについてもう少し饒舌に語ってみようと思います。
(5分で読み終わるレベルでね!)

 

 

死人テストと具体性テストの意義

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そもそもなんでそんなテストが必要やねん?
と思いますよね。(思いませんか?思いますよね)
それはですね、そもそも「このテストをクリアするレベルの行動」でないと相手にできないというか、行動分析学の本領が発揮できないんです。
例えば、「体調が悪いです」と言われて「あ、じゃあこの薬ですね。あと、鉄分不足と睡眠不足に気をつけてください」となるかといえばならないですよね。症状がぼやけすぎていてこのままでは最適な答えにたどり着けません。
これと同じで、行動分析学の本領というのは、"目的地"があってそこに対して"今どこにいるのか"をより詳細に把握することで発揮できるんです。では、どうやって「詳細に把握」を実現するか、といったところで開発された素敵な基準(条件と言ってもいい)の1つが、死人テストと具体性テストなのです。
要は、「この2つのテストをクリアするようなものを行動として相手にする(分析対象にする)と決めれば、どんな行動分析学の初学者でも分析がやりやすかろう!」みたいなことです。
(このへんは齊藤の私見なので悪しからず)

 

 

必要なのは「より小さいメモリで測るスキル」

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私たちはあまりにその能力が優れすぎているためにいろいろと鈍感になれるように自動的にセットされています。視界情報も音情報も、無意識のうちにそのほとんどをシャットアウトしているのです。つまり何も意識しなければ、普段の生活ではメートル単位の鈍感さで生きているとも言えます。そんな中、行動分析学の理論を現実的に使っていこうとした場合、私たちに求められるのはミリメートル単位の敏感さです。
例えば、


「勉強する」


はパフォーマンスであり、行動ではありません。具体性テストをパスしませんね。でも私たちは普段の生活では「勉強する」と表現するだけでコミュニケーション上は全く問題がないのです。しかし、ひとたびこれを標的行動として扱えば、問題だらけなのがわかるでしょうか。
ではここでこの「勉強する」をいわゆる"ミリメートル単位"で読み解いてみましょう。するとそれは、


「いつも通っている中学校の教室でA子先生が担当する数学の時間に、(立ち歩かずに)自分の席に座った状態で先生が黒板に書いている内容をそのままノートに書き写す」


ことかもしれないし、あるいは、


「仕事が終わった後に帰宅してから机の上で簿記のテキストを開いて昨日読んだ内容をもう一度黙読で読む」


ことかもしれないわけです。場合によっては、これですらパフォーマンスであり、もっともっと細かさが要求されることもあります。例えば「ノートに書き写す」という行動について


机の上にあるノートに右手で触る

→何枚かめくった状態でノートを開く

→ノートが途中まで使われているページを見つけるためにノートをめくる

→書いている途中のページを見つける

→書いている途中のページを開いて右手をノートから離す・・・


くらいの細かさが求められることもあるでしょう。
どのレベルまで求められるかは場合によりますが、大は小を兼ねるならぬ"小は大を兼ねる"ような敏感さを持っていればどんなものにも対処が可能になるわけです。

 

 

まとめ

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結局のところ、普段鈍感に生きている私たちが、自分の持っている物差しの単位をいかに細かくできるかという方向へとわかりやすく導いてくれるのが死人テストと具体性テストの役割だとも言えるわけですね。さぁ、日常から意識して自分のメモリの単位を小さくしていってみてくださいね!

 

 

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