【5分でわかる】好子とは?
行動分析学に初めて触れるとき、
まず出てくる「なんて読むの?」という用語ですね。
よしこちゃん です。
嘘です。
コウシ
と読みます。
じゃあこれは一体なんなの??
というと、それはなんとなく漢字からのイメージ通り
「好き(そう)なもの」 という感じ。
もう少し言うと、
「もらえたら嬉しいもの」
「奪われたら不快になるもの」
とも言えます。
例えば、大好きな作家さんの新刊とか、
ゲームが好きな人にとってはゲーム機とか、
そもそもゲームをしているときの楽しさとか、
あるいは、大好きなあの人からもらったハンカチとか、
仕事で疲れた後のおいしいご飯とか。
●好子(コウシ)は人によって異なる
ちなみに、好子(コウシ)は人によって異なります。
ゴーヤが好きな人も入れば嫌いな人もいるように、
好子(コウシ)も千差万別です。
行動分析学でよく出てくる好子(コウシ)は、「注目」ですね。
人からの注目というのも、実は(人によっては、あるいは状況によっては)好子です。
●好子(コウシ)は状況で異なる
2行ほど前のカッコ内に少しだけ書きましたが、
実は同じモノでも状況によって好子になったり嫌子(ケンシ:好子の反対の概念。別記事でお話しします)になったりします。
10kmランニングした後のお水は、ものすごく強い好子になり得ます。
(だって、今ものすごくお水飲みたいもん!喉カラカラ!)
逆に、1リットルのお水を飲み終わったばかりの時のお水は好子にはなりにくいでしょう。
(だって、もうこれ以上お水いらないから!)
●好子(コウシ)はこんな感じで使われる
今日は彼が遊びにきてくれる!
たまには腕を振るって豪華なごちそうを作ろう!
(そして彼氏が来てくれて)
彼「今日のご飯、とっても美味しいね!(満面の笑顔)」
私「そ、そぉ?やったー!」
・・・
その後しばらくは、彼が遊びにきてくれる度にごちそうを作る機会が増えました。
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さて、
このお話のどの辺りに好子が隠れているかというと、
・彼の「今日のご飯、とっても美味しいね!」という言葉
・彼の満面の笑顔
(書かれてはいないけれど、彼の嬉しそうにして食べる姿、嬉しそうな声音などもそうです)
これらが好子となって、「彼が来る時にはごちそうを作る」という行動がに影響を与えるわけですね。
(※ちなみに、「ごちそうを作る」は具体性テストをパスしないので厳密には行動ではありません。)
さて、では今回はこの辺で。
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