行動分析学TIPS:想いは力、言葉は魔法❤︎

行動分析学を学んでいる、学ぼうとしている方へ何かを発信しようとする試みの一つです(`・∀・´)b

「あぁ、私は時間を埋めたいんだ」と気づいた時

みなさんこんにちは!

行動アシストラボの愛里です。

 

今回は久々の更新ですが、番外編でお送りします。

 

行動分析をしていると、日々様々なことに気がつきます。

例えば、

 

「今こうしている行動はどんな機能を持っているのか?」

 

そんなことをふと考えたりする習慣がつくわけです。

そして思います。

 

「あ、私は今『現実逃避がしたくて』この行動をしている気がする」

 

じゃあ一体どんな現実から逃げたいのか?

 

私は実は今現在、年内の土日のほぼ全てに予定が入っています。

友達や知人に伝えると驚愕されます笑

さて、なんでだろうか?

 

これは、

 

「1人でいる時間、自分の人生について考える時間、寂しさを感じる時間を減らすため」

 

そんな機能をもっているのだなと気づきました。

だって、かんがえちゃうんですよ。時間があると。自分の人生の今後について。

もっとこうしなきゃ、ああしなきゃ。

 

そしてこうも思います。

「そんなにがんじがらめになるくらいなら全部やめちゃえば?」

そう、そのためにも私はもっと行動分析学を極め、広め、サービスを構築していこうと思うのです。

(さて、これで解決になっているのか?笑)

 

それは、今後のお楽しみと言うことで。

そんなこんなで、最近の所感でした。

 

 

最後に告知をね。

12月もたくさんの講座を開催しますが、すでに満員のため、1月以降の講座をご案内します。

新しい講座も始まったり、新しい勉強会が始まったり、また心機一転いろいろ動いて参りますよ!

入門講座は引き続き毎月開催!

続く基礎講座は、ちょうど本日で第2期(全6回)が終了しまして、1月から第3期(全6回)が始まります。

さらに、1月からは基礎講座に続く「実践講座」も始まる予定です。

その他、読書会や、ラボのメンバーによる各種講座もありますので、詳細は以下ページをご覧ください!

来年もどんどん活動していきますよ!

ぜひよろしくお願いいたします★

 
 
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【5分でわかる】好子とは?

こんにちは!
行動分析コンサルタントの齊藤愛里です。
 
「一般社団法人 行動アシストラボ」というところで理事/研究員として、
 
行動分析学の講座を開催したり、コーチングやコンサルティングをしています。
 
 
この【5分でわかる】シリーズでは、行動分析学の基本的内容や、混同しやすいところ、
 
そもそも私自身がよくわからなくて悶々としていたところなどを中心にお伝えしています

 
 
今回のテーマは「好子」です。 
 
行動分析学に初めて触れるとき、
 
まず出てくる「なんて読むの?」という用語ですね。
 
よしこちゃん   です。
 
嘘です。
 
コウシ
 
と読みます。
 
 
じゃあこれは一体なんなの??
 
というと、それはなんとなく漢字からのイメージ通り
 
「好き(そう)なもの」  という感じ。
 
もう少し言うと、
 
「もらえたら嬉しいもの」
「奪われたら不快になるもの」
 
とも言えます。
 
 
 
例えば、大好きな作家さんの新刊とか、
 
ゲームが好きな人にとってはゲーム機とか、
 
そもそもゲームをしているときの楽しさとか、
 
あるいは、大好きなあの人からもらったハンカチとか、
 
仕事で疲れた後のおいしいご飯とか。
 
 
●好子(コウシ)は人によって異なる

 
ちなみに、好子(コウシ)は人によって異なります。
 
ゴーヤが好きな人も入れば嫌いな人もいるように、
 
好子(コウシ)も千差万別です。
 
行動分析学でよく出てくる好子(コウシ)は、「注目」ですね。
 
人からの注目というのも、実は(人によっては、あるいは状況によっては)好子です。
 
 
 
●好子(コウシ)は状況で異なる

 
2行ほど前のカッコ内に少しだけ書きましたが、
 
実は同じモノでも状況によって好子になったり嫌子(ケンシ:好子の反対の概念。別記事でお話しします)になったりします。
 
10kmランニングした後のお水は、ものすごく強い好子になり得ます。
(だって、今ものすごくお水飲みたいもん!喉カラカラ!)
 
逆に、1リットルのお水を飲み終わったばかりの時のお水は好子にはなりにくいでしょう。
(だって、もうこれ以上お水いらないから!)
 
 
●好子(コウシ)はこんな感じで使われる

 
今日は彼が遊びにきてくれる!
たまには腕を振るって豪華なごちそうを作ろう!
 
(そして彼氏が来てくれて)
 
彼「今日のご飯、とっても美味しいね!(満面の笑顔)」
私「そ、そぉ?やったー!」
 
・・・
 
その後しばらくは、彼が遊びにきてくれる度にごちそうを作る機会が増えました。
 
**********
 
さて、
 
このお話のどの辺りに好子が隠れているかというと、
 
・彼の「今日のご飯、とっても美味しいね!」という言葉
・彼の満面の笑顔
(書かれてはいないけれど、彼の嬉しそうにして食べる姿、嬉しそうな声音などもそうです)
 
これらが好子となって、「彼が来る時にはごちそうを作る」という行動がに影響を与えるわけですね。
 
(※ちなみに、「ごちそうを作る」は具体性テストをパスしないので厳密には行動ではありません。)
 
 
 
さて、では今回はこの辺で。
 
 
 

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【5分でわかる】弱化の原理

どうも!
行動分析コンサルタントの齊藤愛里です。

「一般社団法人 行動アシストラボ」というところで理事/研究員として、

行動分析学の講座を開催したり、コーチングやコンサルティングをしています。


この【5分でわかる】シリーズでは、行動分析学の基本的内容や、混同しやすいところ、

そもそも私自身がよくわからなくて悶々としていたところなどを中心にお伝えしています


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さて、行動分析学の基本に
・強化の原理
・弱化の原理
がありますね。

今回はこの「弱化の原理」についてお届けします。

 

まずは日常の例から見てみましょう。

 

〈登場人物〉
旦那ちゃま(`・∀・´)
奥様(*^_^*)
息子ちゃん(幼稚園児) (。・w・。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
例①
旦那ちゃまは毎朝電車通勤です。そんな中ある日起きたこと。
(A) 朝、出勤時に、電車に乗った後、肩が触れるくらいの混雑具合の中
(B) 電話で話をする
(C) 周囲からの視線
     「うるさいよ、電話切ってくれない?」との言葉

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

例②
息子ちゃんは、サメのぬいぐるみが大好きです。いつも抱っこして持ち歩いています。でもときおりいたずらをするとお母さんにそのサメのぬいぐるみを取り上げられてしまいます。
(A) おうちで、お母さんがいる、サメのぬいぐるみを抱いている
(B) 壁に赤いクレヨンで絵を描く
(C) サメのぬいぐるみを取り上げられる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


【弱化の原理とは】
では知識編です。
弱化の原理とは、ある状況においてある行動をしたところ、何かしらの結果が出現・消失したことによって、それ以降のその行動の生起頻度が低下すること。

わーお。わかりづらさ満載ですね。
もっと嚙み砕きます。

弱化とは、やってみたら、なんか知らないけど今後はそんなにやりたくないかも、という状況の経験によって実際にやらなくなっていくこと、です。

 

例を見てみると、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
例①
(A) 朝、出勤時に、電車に乗った後、肩が触れるくらいの混雑具合の中
(B) 電話で話をする
(C) 周囲からの視線
     「うるさいよ、電話切ってくれない?」との言葉
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「電話で話をする」という行動の結果、行動する前にはなかった、
         周囲からの視線
       「うるさいよー云々ー」の言葉
が出現しています。

 

行動する
      ↓
結果、何かが出現する
      ↓
その行動が起きにくくなる

 

この流れを【嫌子出現(けんししゅつげん)の弱化】と言います。

 

嫌子については別の記事を読んでね!

 

 

では次の例も見てみましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
例②
(A) おうちで、お母さんがいる、サメのぬいぐるみを抱いている
(B) 壁に赤いクレヨンで絵を描く
(C) サメのぬいぐるみを取り上げられる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「壁に絵を描く」という行動の結果、行動する前にはあった
    サメのぬいぐるみ
が消失(なくなって)しています。

行動する
      ↓
結果、何かが消失する
      ↓
その行動が起きにくくなる

この流れを【好子消失(こうししょうしつ)の弱化】と言います。


※好子については別の記事「好子とは?」を読んでね!

 

 

 

以上のように、

 

行動したあとに何かしらの変化が起きたことによってその行動をしなくなっていくことを【弱化】といい、その変化が
    行動の前後で何かがなくなる=好子消失
    行動の前後で何かが出てくる=嫌子出現
ということになります。

 

弱化については以上です。

 

 

 

 

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【5分でわかる】嫌なものが嫌子ではない 好子と嫌子間違いやすいポイント

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「学校の先生からの怒りの言葉」
嫌子とは限らない。
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こんにちは!
 
行動分析コンサルタントの齊藤愛里です!
 
「一般社団法人 行動アシストラボ」というところで理事/研究員として、
行動分析学の講座を開催、コーチングやコンサルティングをしてします。
 
 
 
 
さて、みなさんはもう「好子」と「嫌子」はご存知ですか?
 
そう!
 
コウシくんとケンシくんですね!
 
(ケンシくんっていうと、(世代じゃないけど)北斗の拳を思い出すのはなぜだろう)
 
 
 
行動分析学の一番初めに出てくる基本概念ですね〜!
 
今回は、初学の際にはまりやすい、好子と嫌子
 
 
 
実はそうじゃなかった!
 
 
 
をお届けします(*´∀`*)
 
 
 
 
 
まずは具体例からいきましょう。
 
 
 
登場人物:  旦那ちゃんとお嫁さんと息子ちゃん
 
 
 
例1)これは"好子出現の強化"だよね
 
 
 
(A) おうちで、お嫁さんに対して
 
(B) 「今日のご飯おいしいね!」
 
(C) お嫁さんの笑顔あり
 
 
 
この例では、
 
「お嫁さんの笑顔」が好子となって、
 
旦那ちゃんの『「今日のご飯おいしいね!」という発言をする』という行動が強化されているわけですね。
 
 
 
ちなみに、強化されているかどうかは、旦那ちゃんの「お嫁さんのご飯を褒める」という行動が増えるかどうかでわかります。褒めることが増えれば、その時に初めて、
 
 
 
"旦那ちゃんは、「お嫁さんの笑顔」が好子としてはたらくことによって「ご飯を褒める」という行動が強化されています。"
 
 
 
という言い方ができます。
 
 
 
 
 
例2)え、これも好子出現の強化なの?
 
 
 
(A) お嫁さんが後ろを向いている
 
(B) お嫁さんの脇腹をつつく
 
(C) お嫁さんの怒りの言葉「いい加減にしてよ!」
 
 
 
この例は、よくある悪ふざけですね!笑
 
お嫁さんの怒りの言葉は、一見すると「嫌子」かと思われます。
 
ですが、旦那ちゃんの、「お嫁さんの脇腹をつつく」という行動が今後どうなるかをみなければいけません。その行動が増えるのかどうかによって、
 
 
 
好子出現の強化
 
なのか
 
嫌子出現の弱化
 
なのか
 
 
 
が決まります。
 
もしこの場合で、旦那ちゃんが
 
『あはは!よーしまたやったろ』となってお嫁さんの脇腹をつつく回数が増えたなら、
 
 
 
"お嫁さんの脇腹を突いた時にお嫁さんに言われる「いい加減にしてよ!」という言葉や言い方は、旦那ちゃんにとって好子であり、それによってお嫁さんの脇腹をつつくという行動が強化された"
 
(好子出現の強化)
 
 
 
という言い方ができます。
 
 
 
もしこの場合で、旦那ちゃんが
 
『おっかねー((((;゚Д゚)))))))もう止めたろ』
 
となって次はもう脇腹はつつきません!となったならば、
 
 
 
"お嫁さんの脇腹をつついた時のお嫁さんの「いい加減にしてよ!」という言葉や言い方は、旦那ちゃんにとって嫌子であり、それによってお嫁さんの脇腹をつつくという行動が弱化された"
 
(嫌子出現の弱化)
 
 
 
という言い方ができます。
 
 
 
 
 
例3)うぇ!?そんな状況も好子出現の強化なんですか!?
 
 
 
(A) 小学校の教室で授業中
 
(B) (息子ちゃんが)大声でわめく
 
(C) 先生からの「静かにしなさい!」の言葉
 
     周りからの視線
 
     先生からの視線
 
 
 
問題児息子ちゃん。授業中にわめきます。
 
先生に怒られます。でもやめません。
 
 
 
この、「やめない」つまり「わめく」という行動が何度も起こること、というのはつまり、【強化されている】ということです。
 
 
 
強化されているということは必ず
 
 
 
・好子出現の強化
 
もしくは
 
嫌子消失の強化
 
のどちらかです。
 
 
 
今回は結果(C)で、消えているものはありません。逆に出現しているものばかりです。
 
ということは、ここで出現しているものが好子の可能性があるということです。
 
つまり、ここで出てきた
・先生からの「静かにしなさい!」の言葉
・ 周りからの視線
・先生からの視線
は、好子である可能性があると言えます。
その視線や言葉がどんなに冷たいものであっても、です。
 
 
 

 

(※これは一例であって、必ずしもそうとは限りませんが、こういうことも言えるということです。)
 
 
 
いかがでしたか?
「好子」という名前だけを聞くと、なんだか良いもののような印象を受けますが、必ずしもそうとは限らない、というのが今回のまとめです。
「先生からの怒りの言葉」
という結果だけを見て、
「これは嫌子だ!」
と判断することはできない、ということでした。
 
ではまた!
 

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【5分でわかる】死人テストと具体性テスト

どうも!
行動分析コンサルタントの齊藤愛里です!
 
「一般社団法人 行動アシストラボ」というところで理事/研究員として、
行動分析学の講座を開催したり、コーチングやコンサルティングをしています。
 
 
さて、今回は行動分析と言えば!の「死人テスト」と「具体性テスト」について
簡単に説明しちゃいます。(おっかない名前だ・・・)
 
行動分析学」って、その名の通り、
 
行動 を 分析 する 学問
 
なので、行動を分析するんですが(同じことしか言ってない)、
そもそも「行動って何よ?」っていうのが重要なわけです。
 
ただただフツーに「行動」って言ったら、例えば英語の「動詞」を思い浮かべるわけで(私はね)
 
  走る 食べる 寝る 聞く 笑う 動く 勉強する 仕事する 買い物する
 
などなど、挙げればキリがないほどありますよね。
じゃあ、行動分析学で分析する対象はこれら全部?かというとそうではないのです。
簡単な見分け方のようなものがあって、それが
 
・死人にできるかどうか (=死人テスト)
・具体的かどうか    (=具体性テスト)
 
なのです。
もう少し具体的に言うと、
 
【死人にできること】
・受け身 ・・・ 〜される;撫でられる、殴られる、褒められる、話しかけられる etc...
・状態  ・・・ 〜している;座っている、寝ている、横になっている、手に持っている etc...
・否定形 ・・・ 〜しない;食べない、走らない、怒らない、泣かない、閉めない etc...
(→ つまりは動きがないものたち)
 
【誰がやっても同じであるくらいに具体的であること】
・「あ」という平仮名を書く
・その場で飛び上がる
・顔に触れる
× 勉強する ;何の科目?問題を解く?講義を聴く?
× 仕事をする;営業に出る?ものを作る?資料を片付ける?
 
こんな感じの2つのテストを両方ともクリアするようなものを「行動」として捉えて分析をしていくのです。
さて、ではなんでまたこんなにややこしいことをするかとういうと、それは行動分析学では必ず
「その対象者が行動するとき、その行動の前後での変化」を観察して分析するからです。
 
受け身では、対象者が動くわけではないので、その動きによる前後の変化が対象者の行動によるものなのかどうかはっきりしません。
状態や否定も同じように、動きがないので何も変化しようがありませんね。
 
というわけで、何か行動を分析しようとする時には、
× ダイエットをする
× 夕飯を食べない
× デザートを食べない
などは分析対象外となってしまうことを押さえておきましょう(`・∀・´)b
 
 

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【5分でわかる】弱化と消去の違い

どうも!
「わかる」と「できる」のギャップを埋める行動分析コンサルタント愛里です!
 
一般社団法人 行動アシストラボ」というところで理事/研究員として、
 
行動分析学の講座を開催していたり、コンサルティングをしていたりします。
 
 
 
みなさん、行動分析学ライフを楽しんでますか??(*´∀`*)
 
この【5分でわかる】シリーズでは、行動分析学の基本的内容や、混同しやすいところ、
 
っていうかそもそも私自身がよくわからなくて悶々としていたところなどを中心にお伝えします笑
 
さて、消去と弱化は混同しやすいかもしれませんね(いきなり本題)
 
記念すべき第1回のテーマは「弱化と消去の違い」についてです。
 
 
 
弱化は、行動の結果必ず
 
あったものがなくなる(好子消失) 何かが出てくる(嫌子出現)
 
※イメージ ●→  or  →●  
 
のです。
つまり、何かしらの変化を伴います。
 
対して消去は、すでに強化されていた随伴性に対して
 
行動しても何も出てこない もしくは 行動しても何もなくならない
 
となります。
もうすこし噛み砕いて言うと、
 
「いつもならこうしたら出てくるのに!」
とか
「いつもだったらこれやったら消えるのに!」
のような感じ。
これが消去。
 
そして、消去が生じると(っていうのもなんか変だけど)、
 
必ずと言っていいほどでてくるのが
 
「消去バースト」!!
 
この消去バーストは本当にすごい。
 
例えば「いつもならボタン押したらジュースが出てくるのに!」というとき、
 
みなさんはどうしますか?・・・・ということにつながるお話。
 
生物が生きていく上で「学習」をするために得た(もともともっていた?)
 
本当に素晴らしいスキルだと思う。
 
これについてはまた別の機会にまとめようと思う!!
 
(消去バーストでタイトル検索してみてねー)
 
では、知識編はざっくりこんな感じで、後は消去と弱化の具体例を載せておきます!
 
 
 
 
【例①消去】
今日も仕事だ。まずはパソコンをつけよう。
(電源ボタンを押す)
あれ、つかないぞ。
************ABC分析**********
(A) 職場のパソコンの前で
  →  (B) 電源ボタンを押す
  →  (C) 電源が入らない(-):消去
 ******************************************
 
               <<<<<<<解説>>>>>>>
普段は、
 
************ABC分析**********
(A) 職場のパソコンの前で
  →  (B) 電源ボタンを押す
  →  (C) 電源が入る(+):好子出現の強化
 ******************************************
 
の随伴性が成り立っていたのに、今日に限っては結果のところで好子が出現しなかった
(行動したのに変化がなかった)。これが消去だ。
 
 
 
【例②弱化】
今日も仕事だ。まずはパソコンをつけよう。
(電源ボタンを押す)
 
押した瞬間ディスプレイに貞子の画像が画面いっぱいに映りだされた。
「ぎゃー!!!!!!!」
※筆者はホラー系が大嫌いです
 
************ABC分析**********
(A) 職場のパソコンの前で
 → (B) 電源ボタンを押す
 → (C) 画面いっぱいに貞子の画像が表示される(↓):弱化
******************************************
 
 
               <<<<<<<解説>>>>>>>
例①同様、普段はパソコンの電源ボタンを押したら、通常通りに電源が入るはず・・・
 
だったのに、なぜか今回は大嫌いな大嫌いな貞子が出てきてしまいました。
 
もうおっかなくて次回からは絶対に電源入れたくないですね。えぇ。
 
※内容はフィクションです。
 
 
 
それではみなさんまたねー!!(`・∀・´)v
 
 
**************************************【★TIPS+α】*************************************
実は、消去と「強化されていない」というのも微妙に違います。
 
消去は、
 
「これまでに強化されていた行動」に対して
・好子が出現しなくなった
もしくは
嫌子が消失しなくなった
 
となります。
 
つまり、
 
これまで得られていた「行動したことによる結果の変化」が得られなくなった
 
ので、
 
「なんで今までは変化してたのに今回は変化しないんじゃい!!!」
 
という感じでバーストするのです。
 
 
ところが、そもそも「強化されていない」状態の場合は、
 
行動したことによって結果の変化がないとしても、
 
これまでだって何もなかったんだから、これからもなにもないわけです。
 
世の無情です。(関係ない)

 

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