行動分析学TIPS:想いは力、言葉は魔法❤︎

行動分析学を学んでいる、学ぼうとしている方へ何かを発信しようとする試みの一つです(`・∀・´)b

【5分でわかる】続・死人テストと具体性テスト

みなさんこんにちは!
一般社団法人行動アシストラボ 理事の齊藤愛里です!

 

どうやらなにげに人気のあるらしいテーマである「死人テストと具体性テスト」。
せっかくなのでこれについてもう少し饒舌に語ってみようと思います。
(5分で読み終わるレベルでね!)

 

 

死人テストと具体性テストの意義

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そもそもなんでそんなテストが必要やねん?
と思いますよね。(思いませんか?思いますよね)
それはですね、そもそも「このテストをクリアするレベルの行動」でないと相手にできないというか、行動分析学の本領が発揮できないんです。
例えば、「体調が悪いです」と言われて「あ、じゃあこの薬ですね。あと、鉄分不足と睡眠不足に気をつけてください」となるかといえばならないですよね。症状がぼやけすぎていてこのままでは最適な答えにたどり着けません。
これと同じで、行動分析学の本領というのは、"目的地"があってそこに対して"今どこにいるのか"をより詳細に把握することで発揮できるんです。では、どうやって「詳細に把握」を実現するか、といったところで開発された素敵な基準(条件と言ってもいい)の1つが、死人テストと具体性テストなのです。
要は、「この2つのテストをクリアするようなものを行動として相手にする(分析対象にする)と決めれば、どんな行動分析学の初学者でも分析がやりやすかろう!」みたいなことです。
(このへんは齊藤の私見なので悪しからず)

 

 

必要なのは「より小さいメモリで測るスキル」

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私たちはあまりにその能力が優れすぎているためにいろいろと鈍感になれるように自動的にセットされています。視界情報も音情報も、無意識のうちにそのほとんどをシャットアウトしているのです。つまり何も意識しなければ、普段の生活ではメートル単位の鈍感さで生きているとも言えます。そんな中、行動分析学の理論を現実的に使っていこうとした場合、私たちに求められるのはミリメートル単位の敏感さです。
例えば、


「勉強する」


はパフォーマンスであり、行動ではありません。具体性テストをパスしませんね。でも私たちは普段の生活では「勉強する」と表現するだけでコミュニケーション上は全く問題がないのです。しかし、ひとたびこれを標的行動として扱えば、問題だらけなのがわかるでしょうか。
ではここでこの「勉強する」をいわゆる"ミリメートル単位"で読み解いてみましょう。するとそれは、


「いつも通っている中学校の教室でA子先生が担当する数学の時間に、(立ち歩かずに)自分の席に座った状態で先生が黒板に書いている内容をそのままノートに書き写す」


ことかもしれないし、あるいは、


「仕事が終わった後に帰宅してから机の上で簿記のテキストを開いて昨日読んだ内容をもう一度黙読で読む」


ことかもしれないわけです。場合によっては、これですらパフォーマンスであり、もっともっと細かさが要求されることもあります。例えば「ノートに書き写す」という行動について


机の上にあるノートに右手で触る

→何枚かめくった状態でノートを開く

→ノートが途中まで使われているページを見つけるためにノートをめくる

→書いている途中のページを見つける

→書いている途中のページを開いて右手をノートから離す・・・


くらいの細かさが求められることもあるでしょう。
どのレベルまで求められるかは場合によりますが、大は小を兼ねるならぬ"小は大を兼ねる"ような敏感さを持っていればどんなものにも対処が可能になるわけです。

 

 

まとめ

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結局のところ、普段鈍感に生きている私たちが、自分の持っている物差しの単位をいかに細かくできるかという方向へとわかりやすく導いてくれるのが死人テストと具体性テストの役割だとも言えるわけですね。さぁ、日常から意識して自分のメモリの単位を小さくしていってみてくださいね!

 

 

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